2018夏の横須賀ぶらり旅〜その2〜

ヨコスカ

前回にひきつづき、横須賀再発見レポートです。

=どぶ板商店街=

どぶ川に厚い板でふたをしたことからその名を持つどぶ板商店街は、汐入駅から米軍基地の正門近辺にいたる300mほどの商店街。英語の看板、行き交う米国軍人の姿、スカジャンの老舗やアメカジショップ、そしてUSドルが使えるBarや飲食店などが軒を連ねています。その合間合間に、谷戸地区らしい崖があり、ツタの絡まる古めかしい建物などが混在しています。懐かしいような、どこか異国に飛び込んだような独特な雰囲気こそ”どぶ板”ならでは。横須賀らしい場所です。

横須賀どぶ板商店街

横須賀どぶ板商店街横須賀風景横須賀風景

20180824_145637.jpg横須賀風景

=うみかぜ公園=

地元の中高生もうなる”THE地元”な空気を感じるうみかぜ公園。BBQをしたり、花火をしたり、夏休みにはお決まりの溜まり場です。沖にはぽっかりと猿島が浮かび、釣り人たちが朝から竿をたらし獲物を狙っています。公園に隣接した造船所では、大きな鉄を打つ音が響き、クレーンが忙しく動きます。うみかぜ、造船所の音、猿島、水平線を行き交うタンカー。当たり前すぎて見過ごしていた景色の豊かさに気づかされました。

横須賀うみがぜ公園横須賀うみがぜ公園

横須賀うみがぜ公園

=長浦倉庫街=

JR田浦駅から近い長浦港沿いに位置する長浦倉庫街。戦時中は兵器の格納庫としても使われていました。現在も建物はそのままに海上自衛隊や民間会社が利用しています。倉庫街にはいくつもの線路の跡が。それもそのはず、昭和50年代まで長浦港に陸揚げされた飼料などの積み荷を貨物列車で運んでいたとか。ツタの生い茂るモルタル製の壁や潮風ですっかり錆び付いた扉が、時間の経過を感じさせます。雑草が生い茂る引き込み線跡は、かつての栄華を想像させつつ荒れ果てた寂しさも感じます。まるで映画やドラマのセットにそのままなりそうな絵になる景色がひろがっていました。

横須賀長浦倉庫街

横須賀長浦倉庫街横須賀長浦倉庫街

横須賀長浦倉庫街

横須賀長浦倉庫街

横須賀ぶらり旅、いかがでしたか。灯台下暗しとはよくいったもので、慣れ親しんだ街がこんな姿をしていたのか!と気づかされた2018年の夏でした。

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