ご無沙汰失礼しております。長めの夏休みをいただきました。小学生の頃の夏休み明けに感じていた、楽しい休みが終わってしまう喪失感と新学期の席替えや係り決めなど新しいことへのワクワク感が交互に襲う複雑な気持ちを思い出しました。9月に入り、横須賀ジーンズ商会はいよいよ商品発表の準備が佳境に入りつつあります。そう、休みぼけを引きずっている場合ではない!ということで、気を引き締めている今日この頃です。
8月某日、実は横須賀で商品撮影のためのロケをしました。商品を紹介するのはもちろんなのですが、我らが横須賀の良い所もおもいっきり自慢したくて、横須賀の絵になる景色を探して撮影をしました。
それはもう、あるわあるわ、素敵な場所が!地元にいると当たり前すぎて見過ごしてしまうような景色も、よくよく見ると趣たっぷりの景色がたくさんありました。どよんとした曇天が広がる日でしたが、改めて横須賀を見直して、気分は爽快のピーカン!今回は、そんな横須賀再発見な景色をたっぷりご紹介したいとおもいます。
=よこすか海岸通り=
通称マボチョク(馬堀の直線の意)とよばれるよこすか海岸通りはいわば横須賀のホームストレート。安全な遊歩道が整備され、道路に面した壁にはうみかぜ画廊と称しアート作品が描かれています。うみかぜを感じながら視線が一直線に伸びるこの道は朝の散歩にいいところ。猿島が海に浮かんでいるのがよく見えます。
=走水から観音崎へ=
以前ブログで触れたことのあるヴェルニーが残した走水水道のレンガ建築は普通に走っていると見逃してしまうほどなんでもないところにあります。でも立ち止まって近くでみると時間の流れを感じる重厚なたたずまいです。そこから横須賀らしいくねくねとした坂道を通り、漁村の景色を横目にみながらすすむと、走水の隠れた名所”日本一長い横断歩道”があります。観音崎京急ホテル、横須賀美術館を越えると、もうそこが観音崎です。古いトンネル、ゴジラの足跡、沖には大きなタンカーが忙しく行き交います。
いかがですか?なんでもない景色の中に、歴史と自然が絡み合っているのが、横須賀らしい景色。鬱蒼とした夏の緑と蝉の声を体いっぱいに浴びながらトンネルを通り抜けると、まるで時間旅行をしている不思議な気持ちになりました。
次回は、どぶ板商店街から長浦の倉庫街を歩きます。