横須賀では、この土地に根付き、時代を超えて人々によって受け継がれてきた習慣が季節折々にみられます。
先日の日曜日(1月12日)、横須賀のあちらこちらの海辺では、年始の恒例行事「おんべ焼き」が行われていました。|参考リンク:北下浦観光協会Webサイト「おんべ焼き」 (画像像がとても充実しています!)
「おんべ焼き」は全国ではどんど焼きとも呼ばれる、小正月の火祭り行事です。その年に飾った松飾りや縁起物、書き初めで書いたものなどを持ち寄り、歳神様を焚き火の炎と共に見送ります。書き初めを焼いた際、炎が高く舞い上がると字が上達する、とわれています。また、お焚き上げの火で焼いた餅を食べると、その一年間風邪をひかないともいわれます。
横須賀のおんべ焼きは、あちらこちらの海辺(主に野比海岸、長浦海岸、久里浜海岸)で催されることも特徴。高さ10mほどに組み上げられた竹のやぐらが浜辺に立ち、日の出の頃に、音を立てて火柱が天高く立ち昇ります。
昔ながらの季節の行事は、自然に身体と心が取り巻く世界と結びついていく感覚を覚えるから不思議です。いつまでも忘れたくない時間がそこにはあります。横須賀の海はそんなことも感じさせてくれるのです。
横須賀ジーンズ商会は、横須賀の素晴らしさをアピールすることも使命にかかげています。商品情報にとどまらず、横須賀の地域情報も積極的に発信していきます。

うみかぜ公園から見える景色