横須賀の男とスカジャンと武次郎義国

武次郎義国 スカジャン

一騎塚

三浦半島のほぼ中央の位置にあるのが、標高202mの武山。その登山口の近くに一騎塚と呼ばれる地域住民による庶民信仰の拠点があります。3基の厳しい青面金剛が建ち、階段の上には不動明王像、聖徳太子塔、富士登山信仰地蔵尊像などが散財しています。 この一騎塚が、前回のブログで触れた武次郎義国ゆかりの地です。時は、鎌倉時代。和田合戦にて、北条家と戦う和田義盛に加勢し、ただ一騎でこの地から鎌倉に馳せ参じ、討ち死にした武次郎義国。一騎塚は、そんな武次郎義国を哀れに思った里人が、塚を築き、霊を弔ったという伝承に端を発しています。

武山登山口付近

石像や祠が立ち並ぶ庶民信仰の拠点・一騎塚

一騎塚の忠魂碑

一騎塚をうたった 石田波郷の句碑
「緑さす細田 掻きをり 一騎塚」

一騎塚から望む横須賀のまちなみ

武次郎義国の心意気が人々に響くわけ

 前回のブログで、武次郎義国が生きた、凄まじくも無性な鎌倉時代の人間ドラマを紹介しました。地位を守るため、天下を取るための権力者による血生臭い争いと、その争いに加勢するもの、さらにその下で地位を守るもの、出世を狙うもの、生き残りをかけ家族さえも裏切るもの。誰もが生きるか死ぬかの土壇場で、武次郎義国は、裏切られても自らの意志を貫き、お家の為に、支え敬ってきた大将への義理と人情を守り、無謀にも一騎で討ち死にしたのです。強いからこそ一騎で立ち向かうその姿は、同時に、悲哀にも満ちています。 その土地の人々は、哀しみを背負う武次郎義国を想い、一騎塚を築きました。彼の悲しみと無謀な死を弔い、この土地の哀しきヒーローを後世に伝える為に。

スカジャンへのこだわり

折しも、横須賀ジーンズ商会では、横須賀のジーンズアパレルブランドとして携わらずにはいられないスカジャンの商品企画が進行中です。(スカジャンと横須賀の関係については、是非こちらをどうぞ!)

ドブ板のスカジャン

スカジャンといえば、龍・虎・鷹の刺繍が定番ですが、横須賀ジーンズ商会にかかっては、スカジャンへのこだわりが他とは違います。定番の柄で、当たり前のスカジャンは作りたくない!そこで、地元愛溢れる故に、横須賀にゆかりのある人物にてスカジャンを作りたいと考えたのです。 横須賀にゆかりのある人物は数多くいるなか、こだわりのスカジャンの背中に背負うなら、一騎塚のモデル・武次郎義国しかいない!と閃きました。

一騎当千

忘れかけられている武次郎義国を横須賀発スカジャンにのせて日本全国に広めようと企んでいます。地元横須賀の男が武次郎義国の男気に憧れるのはもちろんのこと、日本全国の人々にも響く姿ではないか。   ただ一騎、いざ鎌倉へ。   プロの絵師の方に依頼した、武次郎義国の姿は、馬に跨り、鎧を纏い、鎌倉へ勢いよく向かう勇敢な姿です。

武次郎義国

そして、その無謀さと勢いは、ジーンズ業界に飛び込んだ横須賀ジーンズ商会の姿と重ねずにいられません。

横須賀の男による

横須賀の男・武次郎義国をモチーフにした

横須賀発スカジャンがコレだ!

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