ジーンズを穿いて鏡の前に立つとき、何に気を遣っていますか?ウエスト周りが気になるか?シャツをズボンに入れるか入れないか?
ジーンズの着こなしを制覇している人は、裾のロールアップで全体のバランスをとっているはず。今回は、”目指せジーンズスタイル上級者!”ということで、ロールアップテクニックをご紹介します。
丈の長さ調整だけにあらず
新しいジーンズを買うとき、自分の足丈の長さに合わせるために丈つめをすることが多いと思いますが、どうやって長さを決めていますか? ただ単に、裾を引きずらないための長さにするのではなく、さまざまなスタイルに対応できる”ロールアップ”のことを考えて裾丈を調整することをおススメします。ロールアップをマスターすれば、ジーンズの着こなしがぐっと楽しくそして素敵になるからです。
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長さの違いが与える効果
おしゃれは足元からとはよくいったもので、パンツの裾をだらしなくしていると全身がだらしなく見えてしまうものです。
ジーンズのロールアップは、その折り方でこんなにも印象が違うのか!?というほど表情が変わります。折り返したことで表れるデニムの白い裏地が足元で良い仕事をしてくれるのです。
ここでロールアップのポイントその1。基本的に、太い幅でロールアップするとワイルドに、細い幅でロールアップするとキレイめな印象に仕上がります。合わせる靴や全体のコーディネートとのバランスをロールアップの幅で調整する、という考え方です。
ワイルドにするなら太めに
太くロールアップすることで、無骨な印象を与えることができます。セルビッチデニムのストレートジーンズのような、ワイルドスタイルのジーンズによく似合います。また、全体のコーディネートがシンプルでも、ロールアップの幅を太くするだけで全体の印象にアクセントを与えてくれます。
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今どきは細めに
最近はスリムでキレイめカジュアルが主流になっていることもあり、細めのロールアップがバランス良く決まります。
また、暑い夏のこの季節は、スニーカーを素足で履いたり、サンダルを履く機会が自然と多くなります。そんな時は足首程度までロールアップすると全体のバランスがすっきりします。
ブーツスタイルでも、細くロールアップすると足元に強弱がでて、全体のバランスがキレイに整います。
ここでロールアップのポイントその2。ロールアップの幅の基準は、親指の第一関節の長さ。その長さを目安にすると、丁度いい幅に折り返すことができるはずです。
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自分のスタイルを見つける
ロールアップは、折る回数によっても表情が変わります。ひとつ折りだと、裾のステッチが際立ちます。2回折ると、ロールアップした部分に多少の厚みができ、足元のボリュームバランスが変わります。革靴などエレガントな印象の靴を穿いても、力の抜けたカジュアルな印象を加えることができます。3-4回ほど折り返すと、さらに裾に生地の厚みが加わりワイルドな印象に。ワークブーツなど無骨な靴に合わせるとバランスが良くなります。
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折り返す幅。裾丈の長さ。折り返す回数によって変わる裾のボリューム。ロールアップの技を制覇すれば、ジーンズルックを制覇したようなものです。
とにかく鏡の前に立って、折ったり戻したりを繰り返し、自分らしいロールアップスタイルを見つけだしてみてください。