ジーンズのシルエット(型)について

ジーンズ

ジーンズを欲しいとおもってお店に買いにでかけると、まずその種類の多さに驚きませんか?

ブランド、素材、色、デザイン。

なかでも、シルエット(型)は、流行にも影響され、追いかけるのが大変です。

今回は改めてさまざまあるジーンズのシルエットについてジーンズの定番・リーバイスのジーンズを参考にしながらおさらいしたいとおもいます。シルエットの説明の後に示した数字は、リーバイスの型番(モデル)です。

レギュラーストレート・スタンダード

その名の通り、まっすぐ一直線のシルエット。

ジーンズオブジーンズ。定番中の定番です。

レギュラーストレートは太ももから裾にかけてまっすぐなシルエットが特徴。流行に左右されないジーンズらしいシンプルで、でも存在感のあるコーディネートが可能。

=501=

その名も知れたリーバイスの代表モデル。

実は、時代に合わせてモデルチェンジもされていて、現行モデルは若干スリムになったオリジナルフィット。

裾はすこし細めで、脚をスッキリきれいにみせてくれる。

=505=

ストンと裾までそのままのレギュラーフィット。
オーセンティック&クラシックストレート。
腰回りから太もも周りまでゆったりで、股上が深め。
サイズの選び方次第で、スマートな穿き方もできる一本。

テーパードストレート

腰回りに余裕があり、裾にかけてスリムになっていて、スキニーやスリムに抵抗がある人にも穿きやすい型。

脚がスッキリキレイにみえる効果があり、腰回りや太ももの太さが気になる人には、おすすめです。

=502=

ゆったりしたストレートシルエットで、501との違いは、やや太めで、フロントがジップフライであること。

膝から裾にかけてラインが締まっていく、レギュラーテーパードフィット。

ルーズストレート

ルーズに穿きたい、太いラインが特徴のストレート。

ワークパンツのようなジーンズともいえます。

すこし懐かしい雰囲気まで漂わせるシルエットですが、最近のルーズストレートは、腰回りをスッキリさせて、>締まるところは締まった、大人っぽいルーズなジーンズが増えてきています。ウエストはジャストサイズに、股下はすこし長めなものを選んで安定感を演出し、だらしなくならないように穿きこなすのがポイントです。

=503=

リラックスフィットという名のストレート。
太めのシルエットながら、腰回りがすっきりしていて、ストリート系のコーディネートによく合います。

スリムストレート

太ももから裾に向かって細くなるシルエットが特徴。
スリムとストレートのあいだともいえ、細すぎず太すぎずストレッチが利いていて、股上が浅く腰回りがタイトなものが多く売られています。

すっきりキレイに穿けて、脚をキレイにみせてくれ、上品ささえも漂わせるスリムストレートはコーディネート次第でドレスライクにも使える大人の一本といえます。

=513=

ストレートシルエットながら脚にフィットしたサイズ感。
都会的でスタイリッシュさを兼ね備える一本。淡い色を選ぶと大人らしい落ち着いた雰囲気を演出できます。

パイプドステムストレート

煙突のようにまっすぐで同じ太さのストレートタイプで、太ももから足首まで一切太さが変わらないシルエット。

1947年モデルのリーバイス501は、パイプドストレートでリーバイスの長い歴史のなかでも、多くのファンに愛されたモデルとして有名です。

スリム

テーパードストレートに近い型ですが、膝から裾にかけてテーパードがよりキツくなり、キュっと細くなります。

伸縮性がありジャストサイズで穿いても格好がつきます。スキニーよりはゆとりがあり、キレイに大人のカジュアルをたのしめるシルエットです。

=511=

スキニーまでの細さはないものの、腰から足首にかけてすっきりとスリムなライン。2000年以降に誕生した、流行を意識したモデル。

スリムテーパード

膝から裾にかけて脚に張り付くようなフィット感がありおなかがでてるけど、脚は細いという人におすすめ。

=512=

511のスリムをベースに、腰から足首にかけてスッキリとスリムなテーパードスリム。スキニーより太めスリムより細めを楽しみたい人に。510と511のあいだにあるようなシルエット。

スキニー

肌にピッタリと密着するようなタイトシルエットで、ガリガリに痩せこけたという意味のskinnyが語源。

伸縮性に富んだ素材を使用し、脚が長くキレイなシルエットに見えます。逆に脚の形がハッキリでることで体型を選ぶシルエットでもあります。

サイズ選びが重要で、ピチピチになりすぎないことが、かっこ良く着こなすポイントです。

=510=

膝から裾にかけてかなり細く、ピッタリとしているが、ストレッチ素材なので、穿き心地もストレスなし。

ブーツカット

ストレートをベースに、膝から下はブーツが収まる程度にゆるやかに広がっていく、ウエスタンスタイル。

=517=

カウボーイ用のジーンズとして開発された、オリジナルブーツカット。股上は深め。「サドルマン」という名で親しまれてきたブーツカットの定番。

ベルボトム(パンタロン)

フレアやブーツカットに比べ、さらに膝から裾への広がりが大きく、個性の強いデザインが特徴。

全体のシルエットが鈴=ベルのようになることからこの名が付けられた。日本ではラッパズボンとも。

ジーンズがファッションアイテムとして定着し、1970年代にブームとなったジーンズの代表的スタイルこそベルボトムです。

=646=

1969年に発売されたリーバイスのベルボトムシルエット。

腰回りはゆったりで、太ももはタイトです。現在は、古着屋さんなどでもなかなか目にすることができない、レアアイテムです。

バギー

腰からお尻にかけてはピッタリフィットし、そこからストレートに裾まで落ちる、全体的にゆったりとした太めのシルエット。体型カバーの効果もあり、主に女性のあいだで定番になってきているシルエットです。

ヒップハング・ローライズ

ヒップハガーやローウエストなどともよばれる、股上が浅く、骨盤やお尻のふくらみで穿きこなすタイプ。

腰回りがはっきりするので、上半身までのラインをすっきりさせてくれます。また全体の雰囲気をセクシーにみせてくれるシルエットともいえます。

ボーイフレンド

男の子のジーンズを借りて穿くようなオーバーサイズ感やゆるいシルエットをだした女性用ジーンズを指し、裾をロールアップして穿くスタイルが特徴的。

最近ではボーイフレンドジーンズよりもすこし細めの”ガールフレンドジーンズ”も見られるようになりました。気持ちはよくわかるけど、もう、なにがなんだか。。。

好みのコーディネートやスタイルを見つけ、自分の体型にあったシルエットを見つけること。

そしてなによりいろいろなジーンズを穿いてみることで、自分にあったジーンズが見つかるのだろうとおもいます。

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