以前ブログで、ジーンズができるまでの動画をシェアさせていただいたことがありますが、そもそもジーンズがいくつのパーツからできているか、ご存知ですか?
ジーンズの設計図
基本的なジーンズの設計図である型紙を見ると、一見するとどこに使われているかもわからない細かいパーツがいくつもあります。構造的に一番シンプルなパンツであるパジャマパンツの型紙と比べてみると、その複雑さがわかります。

ジーンズの型紙 画像引用:fashion-incubator.com

パジャマズボンの型紙 画像引用:craftandfabriclinks.com
さあ、みんなで数えよう!
一般的なジーンズの一つ一つのパーツを数えてみます。
- 前ズボンx2(左右)
- 後ろズボンx2(左右)
- 前ポケット袋布x2(左右)
- 後ろポケットx2(左右)
- ポケット向い布x2(左右)
- コインポケットx2(左右)
- ベルト
- ベルトループx5
- 見返し
- 持ち出し
- ヨークx2(左右)
- リベットx6
- 革パッチ
- トップボタン
- ジッパー
パーツの種類だけでも15。左右前後とすべての細かいパーツを数えたら、30余りに及びます。
平面を立体化するのが服づくり
服づくりは、曲線で構成される立体的な人体を、布という平面で覆う作業です。いわば、包装紙でワインボトルを包むような作業と似ています。平面を立体化する作業に加えて、運動による過重負担、例えば膝の曲げ伸ばし、座ったり立ったりするときのお尻の動き、歩いたり走ったり、右を向いた入り左を向いたりする際に自然と動くウエストなどなど、人間の動作に合わせた負荷を考慮し、平面を立体化することも必要です。そして10人いたら10人の異なる体型的特徴に対応すること、サイジングが加わります。更に更に、ファッションとしてのアウトライン=シルエットを加味して一つ一つのパーツにデザインが施されます。
ジーンズらしいパーツ、リベットや革パッチ、ステッチやポケットの形までこだわると、お気に入りのジーンズを見つけるのが至難の技であることも納得がいくというものです。
ジーンズの細かいパーツの形や構造を理解することで、自分の身体や好みにフィットするジーンズを見つける近道が見つかるかもしれません。
ワンタックが身体を優しく包んでくれる鍵
「欲しい」と「穿ける」の間で揺れ動く行き場のない気持ちを抑えきれずに、両方を兼ね備えるジーンズを作ってしまった横須賀ジーンズ商会。お気に入りを自分で作ることで悩みを解決しました。そしてその答えとして生まれたワンタックスリムフィットジーンズは、脚を通せば一発でわかる「許せないものを許してくれる」穿き心地です。工夫と細部へのこだわりを貫いたからこそできた1本です。
「つべこべ言わずに穿いてみな」
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